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2025-09-06 16:12:00
9/6 北海道新聞 1頁、3頁、10頁。掲載記事。「車関税下げ、米大統領令 15% 2週間以内に」1頁、「米の言い値で投資も」および「日本の投資確約 手柄に」3頁、「車業界ひとまず安心」10頁。その他「社説」もある。/以前日本のお使いである赤沢氏が、トランプ大統領の在席を前にして「ディール」を行い、「締結した」として赤沢氏とトランプ氏が握手している写真が新聞に載った。//今回赤沢氏が訪米して、大統領が自動車関税15%とする大統領令に署名したから、いずれ連邦官報に掲載され、2週間以内には実施されようというのは赤沢氏の説明。これは以前に「握手」したときの話そのままで、そもそもまだ実施されていなかったというのがおかしな話。/もう一方の例の80兆円を日本が米国に投資するという口約束は、最近米国側がしきりに文書化したがっていて、日本側がそれに押し切られた形。しかもなにやら初めて聞くような話まで「文書化」されたようだ。そもそもこの80兆円文書は、いったいなぜ・何のために締結された「文書」かという点があいまい。まあ大体は以前からの赤沢氏の説明どおりだが、ただ、80兆円が、「政府系金融機関・国際協力銀行などの関与が前提という「以前に赤沢氏の説明にあった点」が今回は文書化されていない。そうすると、80兆円はもっぱら日本企業の対米投資活動によることになるが、「米国側の投資委員会とかが、日本企業の投資対象となるような案件を次々と提示できるイメージは湧かない」(丸紅経済研究所・今村卓社長)道新10頁と、さすがに要点を衝いている。私もまったく同感。今度のディールは赤沢氏とラトニック米商務長官の「妥結の握手」写真が道新にのっているが、狐さんと狸さんかもしれないね。まあ両国民が納得すればそれでいいんだろう。道新さんの社説「日米関税文書化 経済への悪影響変わらず」。全体に米国が理不尽で日本経済に悪影響をもたらすものだが、さりとて、批判も拒絶もあまりできないというまあ得体のしれない文意になったのも致し方なし。 」 「